私は、2015年に実家の不動産貸付の会社に入社したのですが、その頃は建物に関する知識は全くなかったため、所有物件のリフォームはすべて業者にお願いするしかありませんでした。
いつかは自分の手でリフォームできればという想いを持ち始めていたころ、縁あってDIYリフォームアドバイザー資格を紹介して頂いたのがきっかけで当資格を取得しました。
資格取得後にまず手掛けたのが、呉市（広島）にある30年空き家だったマンションの一室をレンタルルームにするプロジェクトです。
知り合いの施工業者さん協力のもと、壁は総勢30名を超える方に手伝って頂き塗装や左官で仕上げ床は職人さんにお願いして30mmの杉無垢材を張りました。
DIYを楽しみたいという方々やプロの方と一緒に、楽しみながら作業できるのもDIYリフォームの魅了だと、このとき実感しました。
ーDIY型賃貸借住宅の実践ー
IYリフォームは魅力的ですが、DIYできる賃貸物件があまり無いという課題があったので、昨年、広島市鶴見町にてDIY型賃貸住宅の提供を開始しました。
仲介業者を介した一般募集はしておらず、口コミのみでの募集としていますが、知り合いからの紹介などで10名くらいの方に見学頂きました。現在、２名の方に借りて頂き現在１名は絶賛DIYリフォーム中です。。
私もDIYリフォームアドバイザーとしてアドバイスを行ったり、業者さんを紹介するなど入居者の方が思い描く部屋を実現できるようお手伝いしております。
ーこれから学びたいことー
部屋の雰囲気は、壁・床・天井でガラッと変わるので今後は壁紙や床材の張替えについて学べたらと思っています。
特に賃貸の壁紙は面白みが欠けるので、壁紙選びから張替えまでを入居者の方と一緒に楽しめたら、賃貸でも「自分らしい暮らし」を実現していただけるのではと期待しています。