施主と非常に近い目線でアドバイス
様々なジャンルのクリエイターが自由に制作・販売・交流できるワークシェア・スペース「レインボー倉庫・広島」の立ち上げに参画し、年間100以上のマルシェやイベントを企画、運営され、祖母の空き家を機に、空き家問題に着手し、現在、DIYリフォームアドバイザーとしても活躍中の安村通芳さんにお話をお伺いしました。

<DIYリフォームアドバイザー資格 取得の目的>
資格を取得しようと考えた時には「仕事に活かそう!」というよりは「自分の実力を確認したい」という思いが大きかったコトを印象強く覚えています。それまで趣味として取り組んでいたDIYリフォームについて、どれほどの知識と経験が自分自身に蓄積されているのか? この疑問をかたちにしたいという思いから資格取得を決意しました。

<DIY型リフォームの魅力と実践>
創意工夫を繰り返しながら、自分自身が納得したものをかたちにすることができる点だと思います。実際、これまで取り組んできたDIYリフォーム事例については、どれも自身が満足できる結果になっています。その一例をご紹介します。
DIYリフォームの舞台となったのは、私が本業で運営している「レインボー倉庫・広島」というシェア施設の一室です。この場所の床面は、コンクリートにクリア塗装を施したのみの簡素なつくりがベースとなっているのですが、ここに土の温もりを感じることのできる三和土をDIYで施工しました。コンクリートに三和土という異色な組合せが私にとって人生で初めての三和土づくりとなりましたが、沢山の仲間達と共に協力し、この異色の組み合わせのDIY型リフォームを完成させることができました。このお部屋は今でも自由に見学することができますので、ご興味のある方は是非、お越しください。


<DIYリフォームアドバイザーとして>
レインボー倉庫・広島内に新たなメンバーが加わった際に、部屋の内装リフォームについて専門家としてアドバイス。通常であれば、費用をかけて専門家に依頼する場面でも、工事にかかる費用や期間をある程度、把握できるので時間短縮と費用の節約ができることは、大きなメリットだと感じています。
また、施主さんと非常に近い目線でお話しできるという点では、他の資格にはないメリットだと思います。今後の目標は、あらゆる工事に関する知識を深め、リフォームにかかる費用をなるべく明確に算出できるようになることです。そうすることで、一般の方では相場が分かりにくいリフォーム業界の「良い道しるべ」になれればと日々、想い描いています。

投稿者
レインボー倉庫 広島
安村通芳
グローバルワーク勤務を経て、東日本大震災後、広島に帰郷。グランピング企画会社を起業、その後現在に至る。